花組公演 ハンナのお花屋さん 感想②
ここからは前回言った本編にはあまり関係ないけれど私が泣いた部分についてお話します
ネタバレがあるので注意です!
まずはミア(仙名彩世ちゃん)の弟の話
地雷で多くの人がなくなっているという事実は知っていましたが
ミアの話を聞くとうまく表現できないけど『実際に起きた出来事なんだな』ということがより強く伝わってきました
地雷で亡くなった当時弟は5歳
私事ですが親戚に5歳の男の子がいるんです
彼は好奇心旺盛でとても元気でやんちゃでいつも跳ね回っているような子です
5歳の男の子なんてみんなほぼ同じようなものです
きっとミアの弟も
たった5歳の男の子が地面に自分の命を奪うものが埋まっているなんて考えるでしょうか
それを考えただけで涙がでました
地雷ではなく花を植えましょう
子どもたちが好きなところを裸足で駆け回れるようにしたい
そう思いました
次は2幕で
クリス(明日海りおさん)がアベルのお葬式で再び幼い頃過ごした家に戻ったとき
声が聞こえるんです
ハンナ(舞空瞳ちゃん)とアベル(芹香斗亜さん)の
「クリス、ハッピーバースデー」
「ハッピーイースター」
「メリークリスマス」って
これを聞いて間違いなくクリスはハンナにはもちろんアベルにも愛されていたんだなって思いました
クリスはハンナが亡くなって以来アベルとは関係が気まずくなってしまった、と言っていましたが
それでも、クリスを愛していたことに変わりはないと思います
だってクリスが言ったように「この家でずーっと3人で暮らすこと」こそは叶わなかったけれどイベントやお祝いには必ず駆けつけてきてくれて他の子どもと同じ様に家族でテーブルを囲んでいられるようにしてくれた
クリスは愛されていたんです
それを思うだけで涙が止まらなくて…
それからはハンナとアベルが出てくる度に泣いてしまい、フィナーレで親子3人が揃ったときにも泣きました
クリスとミアがあの家でいつまでも幸せに暮らせますように
rin